vol.8 跳び箱ジャンプ
低学年からの積み重ねがない学級の跳び箱の授業を見に行くと、たいてい着地が雑です。危険な場面もみられます。ウォームアップに、感覚づくりに、跳び箱ジャンプにしっかり取り組ませてください。きっと動きが変わるはずです。
身につく感覚
高さ感覚・着地感覚・かかえこみ感覚
(C)Copyright by Kiyotaka Nakajima

■跳び箱の上に足裏で跳び上がり、空中で手をたたきながら着地します。「空中で何回手がたたけるかな?」と挑戦意欲をかきたてます。着地がぴたっと決まらないと記録が認められませんから、着地の仕方にも関心が向きます。
■手をたたいているときは、次の着地のことを考えていないと、安全な着地ができませんから、「運動の先取り」のトレーニングにもなっているわけです。
■「はねのようにやさしくおりよう。」「ねこのように音を立てずに着地しよう。」などの言葉の投げかけで着地は安全にできるようになります。
■跳び箱の上から開脚ジャンプをします。
■子ども同士見合っても、美しく跳べてるかそうでないか分かるのではないでしょうか。数多くこなしていると高さに対する恐怖心も少なくなってきます。
■今度は2分の1ひねりおりです。小学校の器械運動の技にはひねり動作はほとんどありませんが、挑戦意欲のわく楽しい運動です。
■単に跳び下りるだけでも、このように着地のポーズ(フィニッシュポーズと呼んでいます)をしっかり決めるように指導します。一つ一つの運動を丁寧に行うようになります。下の連続写真は、ジャンプから前転にスムーズにつないでいます。ジャンプの終わりがそのまま前転の始まりなっているところに注目です。


 
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