■できる児童には馬をたてにして跳ばせて見ましょう。
■長さがある分、手のつきはなしが大きくなります。同じ高さの跳び箱を跳ぶより難しいかもしれません。
■馬に2つ並んでもらい馬とびです。ひとりずつ跳び越すのではなく、いっぺんに跳び越すのです。向こう側の馬に手をつきます。
■これはかなり体の投げ出しができている児童しかできないでしょう。(たぶん自信のある子しか挑戦しません。)
空中で何回手をたたけるか?に挑戦させると、手のつきはなしが少し出てきます。よく見られる「またぎこし」のような跳び方でなくなってきます。
■また、跳びながら次の「手をたたく」動作のことを考えているわけで、これも「運動の先取り」をしているわけです。余裕のない子にはできません。すなわち、「何かをしながらも次のことを考えている児童」は技能が高いと言えるわけです。

vol.3 馬とびのバリエーション 

できる児童にはさらなる挑戦課題をあたえてあげると大喜びで取り組みます。それが一斉指導のコツです。技能が高い児童も,まだ高くない児童もみんながいきいきと取り組めたらいいですね。
 馬とびを15秒で何回できるか?に挑戦させると、数多くできる児童は上の写真のように跳んでいます。着地の瞬間に体をねじり、次に跳ぶ準備をしているのです。これを「運動の先取り」といい、技能が高まった証拠です。こんな動きを見逃してはいけません。
身につく感覚
腕のつきはなし感覚・腕の支持感覚・運動の先取り
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