柔道の帯を使って支持回転の練習をしよう!
■ 柔道の帯を使うと、支持回転の練習ができます。演技者はポートボール台などの足場の上に乗り、お腹の高さに鉄棒をもってきます。補助者が、写真のように柔道帯の真中を鉄棒に引っ掛け、演技者の背中とお尻の下を柔道帯ではさむ感じで鉄棒に結び付けます。
■ 少々慣れないと、柔道帯の結び付けが難しいですが、一度結び付けてしまうと、柔道帯は頑丈で、安心して回れます。足場にしていた台は回転するとき取り去ってください。

■この方法で支持して回転する感覚をつかませます。また、前方支持回転(空中前回り)や後方支持回転(空中後ろ回り)は練習してすぐできるというわけにはいかないので、このような補助具での練習を平行して行うと飽きずに学習に取り組めるという利点もあります。柔道帯や空手帯は武道具店で1000円程度で買えますが、学校と取引している体育用品店に注文しても買えます。
●利点 …腕支持力弱かったり、腕支持の感覚がつかみにくい児童もとりあえず回転体験ができる。 比較的安価で数をそろえやすい
●欠点 …ひとりで練習できない。(誰もはずしてくれないと鉄棒に引っかかったままですから…) 後方支持回転の時の、お腹を鉄棒から離しての足のふりの反動が使えない。

要するにあくまで、疑似体験ということでしょうか。
この方法は大阪教育大附属池田小学校 北川 隆先生(
現在京都女子大学教授)に教えていただきました。

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